日常の行動で問題解決力を鍛えて、行動の質をあげる

問題解決力を鍛えたい。普段から漠然と思っていました。

問題が起こると解決する必要があります。

しかし、解決したあとに、この解決方法はあっていたのか。なにか他に問題解決の方法があるのかという疑問が常に残っていました。

まず、問題解決力とはなにか。

という疑問を解決するために「世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく」を読みました。

そして、問題解決力を鍛えると、行動の質があがることがわかりました。

そのため、問題解決をする癖をつけることから始めました。

問題解決力とはなにか

問題解決力とは、問題を自分で考え、行動し解決する力です。

「世界一やさしい問題解決の授業」で紹介している問題解決の流れは、

  1. 現状の理解
  2. 原因の特定
  3. 打ちての決定
  4. 実行

となっています。

また、本を読んで一番勉強になったのは、

問題解決のために使用するツールの内容と目的を紹介し、事例で実際の問題解決の流れ(実行の方法を含めて)と結果まで書いていることです。

本全体(ツールの紹介から事例集の結果まで)の表現がとてもわかりやすかったです。

紹介していたツールと目的は

tool目的
分解の木原因を探したり、アイディアを広げたりするのに便利
はい、いいえの木原因を調べる、考える道筋を明確にする
課題分析シート何を調べる必要があるかを明確に
仮説の木話の道筋を整理する
良い点、悪い点リスト何かを決めるとき良い点と、悪い点を考える
評価軸×評価リスト何かを決めるとき同時にたくさんの選択肢を比較する

です。

考えずに行動するよりも、問題解決の流れを把握し、適切なツールを使い、考えて行動し解決することを繰り返していくと、行動の質があがっていくと感じました。

目標を達成し続けるには問題解決力が必要

目標があれば達成のために問題解決をしていくことで、目標に近づくことができます。

しかし、計画的に目標をたてつづけることができる人はなかなかいません。

そのため、目標ができたときだけ問題を解決していると、なかなか問題解決の方法を使う機会がなく問題解決力があがってきません。

また、問題解決力が低い状態で大きな目標が与えられた場合、なかなか達成することができません。

問題解決力を鍛える工夫が必要です。

問題解決力を鍛えるためには、問題解決のツールをたくさん使うことが大事

いい道具は持っているだけよりも、使うことが大事です。

普段から問題解決をしていると問題解決のツールを使う機会がおおくなり、問題をどう考えたらいいか、どう解決したらいいか分かってきます。

日常は問題で溢れている

問題解決のツールを使う頻度をあげるためには、自分の行動を問題にして解決していくことです。

つまり日常の行動を疑う

どうしてその行動をするのか、もっと良くするにはどうしたらいいかを考えていきます。

具体的には、問題を作るために、なんでも「なぜ」などの疑問にすることです。

「疑問」にすることで、本当にその行動がいいのか考えます。

問題をつくりだす

なにげなくしている日常の行動を問題にして、それぞれを問題解決の流れにのせて、問題解決のツールを使い、解決していきます。

いろんなパターンで、どうやって問題をつくるかを考えると

モノを考える

  • 欲しい傘を選んだとき、「なぜこの傘を選んだのか?」。
  • 今日着る服を選んだとき、「なぜ今日はこの服を着るのか?」

時間を考える

電車で通勤していて平日は8時の電車に乗っている場合

「なぜ平日は8時の電車に乗るのか?」

物事がうまくいかなかったときを考える

寝坊してしまったとき、「なぜ寝坊してしまったのか?」

インターネットでニュースやブログを見ているときに考える

ニュースやブログを見ていて、「~するには?」や「~の方法」で終わっているサイトを問題を出されていると思います。そして、仮の答えを考えてからサイトの中をみます。

具体的には、「もっと良い睡眠をとるためには?」というタイトルのサイトがあれば、自分の中で何個か、「寝る前の時間が大事」など仮の答えを考えて、そのサイトをみて、自分が考えていることが当たっていたのか答え合わせをします。

違った場合、なんで間違えたのかを考え、再度その部分について調べます。

少し工夫できることは、発信者を考えて仮の答えを出すことです。当然のことですが、情報発信元(国、企業、団体、人など)で発信する情報にかたよりがあります。

これをすることで、正解率があがります。

問題解決の癖をつけるためには一番気になるところから始める

日常の行動を問題にすると、際限なく問題が増えていきます。

問題ばかりあげても解決しなければ、意味がありません。そして時間は限られています。

そのため、一番気になることから始めていくことが必要です。

問題を解決すればするほど、行動の質があがってくる

普段から問題解決をしていると、自分の考えや行動が、より明確になってきます。

なぜこの行動をしているのかが分かると、言動や判断がブレなくなり何度も繰り返していくうちに、行動の質があがってきます。

変化がチャンス

例えば、昇格や転勤、転職。また、結婚や出産。子供の成長など。

または、もっと健康になりたい。問題解決力を鍛えたいなど。

周りや自分が置かれている環境自分の心境が変わると、今までの行動がベストではなくなってきます。

そうすると解決したと思った問題が、新しい問題としてできます。

常に周りや自分が置かれている環境がどういうものか意識していると、自分の立ち位置がわかります。

そして、その変化が新しく成長するためのチャンスとなります。

新しい問題に集中するために行動を仕組み化する

変化がチャンスですが、普段から多忙にしていると、変化がわかりません。

そのため、新しい問題に集中するためには、行動を仕組み化することが必要です。

つまり、朝起きて、何をするか。仕事や外出には何を着ていくか。などの寝るまでの行動を仕組み化します。

そうすると普段と違う部分、変化がわかり、新しい、難しい問題に集中できるようになります。

問題を解決し続けると、成長し続ける

日常の行動を問題とし、適切な問題解決ツールを使用し、解決し続けると行動の質があがってきます。

そうすると、自然に成長し続けることができます。

一番気になることから始めると問題解決に夢中になり、気づいたら成長し続けています。

これからも成長し続けるために、問題解決する癖をつけることを楽しんでいきたいと思います。

この記事を書いた人

岡 大徳

人を尊重して話を聞かせていただく「アクティブリスニング」エバンジェリスト『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』著者赤羽雄二氏公認|本は読んで終わりじゃない行動するためのもの『アクションリーディング』「親子のクオリティタイム」「最速ロールプレイング」「A4メモ書き」実践|株式会社miiboのmiibo designer