インラインスケートは、子どもが楽しく滑るだけでバランス感覚・体幹筋・体力向上などの効果がある楽しい総合トレーニングです。
今回は、インラインスケートが子どもに与える効果を紹介します。
インラインスケートとは
インラインスケートとは、アイススケートのブレード(刃)状に、細いウィールを縦一列に配置したスケートです。
スケート運動の3つの効果
正しいスケーティングを身につける過程で姿勢改善・足腰の強化・柔軟性のあるバランスをつくります。おもに
- バランス
- 体幹筋(コア)
- 体力向上
の3つが効果です。
子どもに無理のないバランストレーニング
インラインスケートは不安定ななか、バランス良く滑るもの。自分の体重を利用した子どもに無理のないバランストレーニングです。
体幹筋(コア)トレーニング
動きを正確にコントロールしようと常にトレーニング状態が維持されます。
体力向上
スケート運動なら、「有酸素運動」も楽しく続きます。
楽しくバランストレーニングができるインラインスケートは子どもに効果的
人の成長には段階があります。臓器のそれぞれの発育パターンを示したスキャモンの発育曲線では、神経系が最も早く育ちます。神経系はバランス感覚、リズム感、器用さが育ちます。
そのため、3歳からインラインスケートをすると吸収がとても早いことがわかります。また、この時期に一度覚えたことは、大人になってもできると言われています。
こちら「子どもの習いごとにインラインスケートがいい理由」の記事では、くわしい効果を紹介しています。
スキャモンの発育曲線とは
スキャモンの発育曲線は、スキャモンが1930年に作成した曲線です。スキャモンは人の身体諸属性を大きく4つのパターンに分類することを提唱しました。
神経型
脳、頭蓋骨、脊髄、視覚器などが神経型です。スパートが最も早く、学童期には成人に近い発育量を示します。
この時期は、器用さ、バランス感覚、リズム感が一番育ちやすいです。
神経系が12歳までにほぼ100%
神経系は、バランス感覚、リズム感、敏捷性が発達するので、子どものときは、バランス感覚を鍛えることが大事です。
インラインスケートは楽しい総合トレーニング
インラインスケートをするとバランスに強くなり、体を左右対称に鍛えられます。インラインスケートで楽しく遊んでいると、身体は常に不安定な状態にあり、無意識のうちに身体は本来安定すべき部位に刺激を伝えて筋活動が活性化されます。
「遊び」がバランス感覚向上や柔軟性のあるコントロールを身につけるトレーニングになります。3歳からはじめることができるインラインスケートは楽しい総合トレーニングです。