小学2年生の子どもが夏休みに入ったとき、子どもから
「夏休みの宿題で読書感想文を書きたい!」
「1冊だけでなくて3冊書きたい!」
意欲的でとても嬉しくて、この気持ちを大事にしてあげたい!と思いましたが、
「どうやって子どもに読書感想文の書き方を教えたらいいの?」
と悩み、読書感想文の書き方の本を読み、さらに悩んだ結果
赤羽雄二氏提唱のメソッドを徹底的に実行して、子どもと一緒に読書感想文を書くことができました。
赤羽雄二さんの紹介です。
ブレークスルーパートナーズ株式会社のパートナー紹介では
ベンチャー経営者、中堅・大企業経営者の想いを理解し、素晴らしい企業を生み出すお手伝いをさせていただければと思います。すべての上司が「結果を出しつつ、部下も急成長させる」という組織文化を体現することで、ビジョン実現に近づくと考えています。
ブレークスルーパートナーズ 会社概要 https://b-t-partners.com/about
という方で、素晴らしい企業を生み出すために、活動され、たくさんの本を書かれています。
今回は、素晴らしい企業を生み出すためではなく、小学2年生と一緒に読書感想文を書くために、赤羽さんが書かれた本を参考にしました。
子どもは本当に正直です。
疑問がわいたらすぐに聞いてくるし、疲れたら途中でもやめてしまう。
やる気がないときは全くなにもしない。納得しないとまったく動かないときもあります。
でも、納得して面白いと思ったときや気分がのっているときは、勉強でも運動でもなんでも遊んでいるように楽しく続けます。
どうしたら、楽しく読書感想文を書くことができるか?
誰かに説明をするとき、自分が経験したことや、実績を出した方法を伝えると、具体的で伝わりやすく、説得力があります。
そのため、一緒に読書感想文を書くために、自分が実践している赤羽雄二氏提唱のメソッドを実行しました。
また、普段からfacebookグループ「赤羽雄二氏提唱のメソッドを徹底的に実行するグループ(通称:AKABA48(仮))」を見て、自分だけでなく他の人も日々、良い結果が出ていることを見ていると、やり方は間違ってないと思い、子どもと一緒にする後押しをしてくれました。
実行したメソッドは
です。
一番の注意点は、一番最後に原稿用紙に書くことです。
太字は子どもだけでおこない、他は親も一緒にしています。
順番に具体的に説明していきます。
読書感想文を書くために、まず子どもと相談したことは
「読書感想文では、なにが一番大事かな?」
ホワイトボードを使って子どもと話し合って、
「本を読んで自分が考えたことやこれからどうするかを、わかりやすく伝えること」
となりました。
ん?なにかに似てると思って取り出した本が、
『アクションリーディング 1日30分でも自分を変える“行動読書”』
です。
アクションリーディングでは、本を読んだあとチャレンジシートを書いて行動につなげることを書いています。
チャレンジシートの内容は、
です。内容をみると「本を読んで自分が考えたことやこれからどうするか」
は網羅しています。
そして「わかりやすく伝えるには、どうしよう?」
これは、読書感想文の書き方の本を参考にして、チャレンジシートにどういう項目を追加して、どういう順番で書けばいいかを考えました。
その結果、本を読んで質問項目に答えれば、読書感想文が書けるようにしておけば、読書感想文が書きやすく、伝わりやすくなることが分かりました。
そして、子どもと一緒に質問項目を考えた結果
です。
この順番に、質問項目を書いたA4用紙を、質問項目ごとに準備し、質問の答えを子どもに書いてもらいます。
そして、A4用紙をつなげると読書感想文になります。
また、構成はあとからわかりやすいように並び替えてもいいようにしました。
質問の項目は
と決めました。
は、本を選ぶときにすでに話をしていました。
後の項目はそれぞれ
を実行しました。
次に、本の内容をもっと理解するために、YouTubeで動画を見ました。
課題図書「もぐらはすごい」は、もぐらの生態を書いてあったので、生態を解説している動画を見て知識を増やしました。
そのあと、再度本を読んで、2~5の質問項目を話をしながら聞いていきました。
そのとき、アクティブリスニングとポジティブフィードバックで興味をもって話を聞いて、知っている知識を言ったときや、新しいアイデアがでたときには、とにかく褒めます。
すると、子どもは嬉しくなってどんどん話をしてくれました。そして、親も嬉しくなってどんどん話を聞きます。
アクティブリスニングとポジティブフィードバックをすることで、好循環が生まれました。
そのときに、話が膨れ上がりすぎるので、ポイントとなる言葉を聞きながら、メモを取っておくことが大事です。
あとは、子どもにそれぞれの質問項目で作成したA4用紙に答えを自分で書いてもらいます。
その中でメモをとっていた部分が抜けていたら、
あとから「こういうことも言ってたよ」って、伝えて書き足してもらいました。
このときに 「正解は自分の考えだから間違いはないよ。」 って伝えて、消しゴムで消さないようにしてもらいました。
親も子どももテンションがあがって、気づいたら文章が出来上がっているっていう感じです。
ある程度、それぞれの項目で文章が出来上がったときに、少し問題になったのは
3.おもしろいとおもったところやちゅうもくしたところは?
のところです。
子どもと一緒に考えていくうえで、他の項目は会話をしてから書いてもらうと、物事の順を追って書くことができていました。
しかし、 3.おもしろいとおもったところやちゅうもくしたところは? は膨れ上がりすぎてまとまりがつかなくなっていました。
そのため、もう一度本を読んで、読んだすぐ後に 『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』 の「A4メモ書き」で1分以内にA4用紙に書いてもらいます。
「えー、1分以内?!」って言いながらも、「よーい、スタート!!」って言うと、楽しく書きすすみ
できたものが、こちら
内容をみるとまとまった意見になっていました。
時間制限があると、タイムトライアルみたいで楽しいみたいです。
また、一番最初に書かれたものが、一番興味があることでした。
A4用紙を順番に並べて、出来あがった読書感想文を口に出して読んであげます。
「良くできたね~!」で1日目は終わりです。
最初から最後まで、アクティブリスニングとポジティブフィードバックを続けます。
そうすると、親も子どもも、くたくたです。
翌日以降に原稿用紙に書き写しますまでの工程をします。
一度並べた順番で子どもに読みます。
わかりにくいところない?って聞いて、あったら子どもに書き直しや書き足しをしてもらうのですが、
できれば、「わかりにくいところない?」っていう質問は、全部書き出した翌日以降がいいです。
理由は
子どもが一度書いたものに口出しをすると、とても不機嫌になるからです。
1日目に前のめりに聞いて、褒めて、問題を指摘する。この問題を指摘したことで子どもが不機嫌になってしまいました。
親はその日のうちにすべて終わらせたいという気持ちがありますが、そこはじっと我慢が必要です。
ポジティブフィードバックでもあるように、問題指摘や改善内容等は後で伝えたほうがいい。ていうのを、実感しました。
また、構成は内容によっては、順番を変えたほうがインパクトがあったり、わかりやすいこともあります。
親が聞きながら一番興奮して言ったいたことや本を読んで出たおもしろいアイデアを一番最初にもってくるなどの工夫をしてもいいかもしれません。
最後に、文字数を確認して、原稿用紙に書き写す。
で、出来上がり!!
今回は偶然に文字数をクリアしていましたが、文字数が足りなかったら質問項目の追加や、説明が足りないところを書き足す必要があります。
大人でも子どもでも褒められることは嬉しいし、興味をもって話をきいてもらえるとどんどん話が弾みます。
また、「A4メモ書き」をすると、思考が整理されます。
2日はかかりましたが、子どもと一緒に苦労しながらも楽しく読書感想文を書くことができました。
読書感想文を書くこと一つをとっても、工夫のアイデアの根底は、赤羽さんの影響がとても大きいことがわかります。
A4メモを並びかえるテクニックは『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』の「第4章 メモを使いつくす」にも書かれています。
そのほかの内容も、この記事ではまとめきれないほどあります。
しかし、読書感想文をとおして、新たな問題がでてきたとき、いろんな本と知識と経験とやる気の掛け算で、新しい価値や解決策を生み出し、戦略的突破ができることが分かりました。
これからも、赤羽雄二氏提唱のメソッドを徹底的に実行していきたいと思います。