人の話を聞いたほうがいいとわかっていても、人の話を聞くことができない。そんな方はいませんか。話を聞いてくれないと、相手はもう話しをしたくないと思います。それが原因でコミュニケーションにひびが入ってしまいます。
わたしも「聞いたほうがいい」とわかっていても、我慢ができず、相手の話をさえぎってしまっていました。
わたしはアクティブリスニングを徹底することで、仕事の生産性があがり、子どもとの関係も良好にました。また、苦手な人との付き合い方も良くなりました。
アクティブリスニングのロールプレイング会では、アクティブリスニングを体験することができます。また、ロールプレイングで違う立場の方を演じることによって、気づきを得ることができます。
アクティブリスニング ロールプレイング会は定期的にZoomでおこなっています。
ぜひ、Peatixの「実践『アクションリーディング』自分を変える行動読書」グループをフォローいただき、アクティブリスニング ロールプレイング会にご参加ください。
アクティブリスニングは、部下・子ども・同僚であっても、相手を尊重し、真剣に話を聞かせていただく姿勢のことです。話をしっかり聞くことができれば、相手に信頼され、それまで想像もしなかったほど、いろいろ話してくれるようになります。
完全に信頼されたあとであれば少し質問してもいいですが、質問するとしたら十分な注意が必要です。興味本位に質問する、過剰な好奇心を持って質問する、根掘り葉掘り質問するなどは決してしないほうがいいです。この人は何のために質問しているのだろうか、自分に関心を持ってくれているのだろうかと、相手に疑念を起こさせることが多いからです。
また、話を聞いてはいても、心の中では「違う、そうじゃないんだよ」「こうだろう」など言いたいことを我慢して聞いているのも、よくありません。気持ちは相手に伝わるので、話す気持ちが消えてしまうからです。
アクティブリスニングには、4つのステップがあります。
わたしが徹底してきたアクティブリスニングの経験からそれぞれのステップをさらに細かく分けました。
アクティブリスニングが自然にできると、信頼されるようになります。
ステップ1では、真剣に、本気で聞く。その結果、信頼され、相手が萎縮しなくなる。
ステップ2では、必要なら、萎縮させないように気をつけて質問する。この質問の目的は、自分の好奇心からくるものではなく、相手が全部しゃべっても、まだ見えないところ、本人が気づいてない、誤解しているところなどが出てきます。第2ステップではそこをやさしく、かつ的確に質問させていただく。
ステップ3では、ステップ1.2ででてきたものから、結果として問題の本質が分かる。
ステップ4-1.問題の理解度があがれば、自然と解決する。相手が自然と解決策を言い出す。だいたいのことは、少しなにかの行動をすることで動き出す。ここで解決が難しかったら、オプションやフレームワークでの解決などの問題解決能力が必要。しかし、相手がのぞんでない場合、具体的には、2.3回以上どうしたらいいかと聞かれなかったら言わない。アドバイスはしない。
ステップ4-2.相手が3.4回以上聞いてきたときに、控えめに提案をする。
ステップ1から4に進むのは自分本位ではなく、相手が自分で導いていくものです。
ステップ1で終わる場合は、話を聞いて欲しい。しかし、相手は問題を共通の認識にしてほしくない。
ステップ3で終わる場合は、問題を共通の認識にしてほしい。共感相手が欲しい。しかし、解決したいと思っていない。
ステップ4はさらに2段階あります。1段階目は相手が解決案を知りたいが、すぐに一緒に解決したいと思っていない。2段階目は、相手がすぐに一緒に解決したいと思っている。
これらのことは全て、こちらからアドバイスをして、相手に見せて気づかせるのではなく、相手が自然と気づくもので、これら全ての姿勢が人として尊重することです。
ロールプレイングとは、違う立場の方を演じることによって、相手目線や感じ方を素早く理解したり、気づきを得ることができます。
アクティブリスニング ロールプレイング会に参加していただいたかたから
などのお声をいただきました。
ロールプレイングで違う立場を演じることで新しい気づきを得ることができます。
アクティブリスニング ロールプレイング会に参加し、アクティブリスニングを体験しませんか?
アクティブリスニングは、赤羽雄二氏著『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』に書かれています。